明後日床に就くまでが俺の束の間の安楽だッ!

それを越えたらば黒鉄色じみた冷ややかな殺伐と変貌した世界になる。
今の怠惰の安楽に浸かったからこそそう感じているかもしれない。
事実そんなことは考えにくいが、嫌であるという感情が俺の予測を遥かに上回った勇み足をきかせている。

ただ、そんな今をふまえて思うのは、実際にそこに立ったとき、そんな感情に浸る暇もなく、新たな刺激に喜びと辛さの不透明感に満ちた感情を秘めせっせと動き回っていることだろう。

今は準備だ準備。