収穫を活かして糧と言う

今日は朝八時から野球の練習試合があったわけだが、実に収穫のあるものだった。結果としては、チームが10-5で大勝。個人では一打数無安打一三振。守備に関しては右翼→三塁とし一失策。ご覧の通りの散々たる結果で、とてもチームの勝利に貢献したとは言えない。ただ、そういった「失敗」の中に活路を掘り当てる因を見出せた気がする。

まず打撃。
自分は現在左打席で矯正中であり現在は実戦段階。元来剣道をやっていたこともあり右打席だったが(グリップの握りと足運びなど)左目の急激な視力低下により深視力がゼロになったため、見方を変える必要があったことと、利き腕が左であり利き目が右であることもあって左打席としている。そして相手は右投で配球は下記だった。

  • 一球目:外角高めのボール球。俺見逃し。
  • 二球目:外角高めのボール球。ランナー盗塁。
  • 三球目:やや外角低めのストライク。俺見逃し。
  • 四球目:外角高めのボール球。俺見逃し。
  • 五球目:外角いっぱいのストライク。俺見逃し。
  • 六球目:外角やや低めのボール球。俺空振り。

結果から考えると打つべきは三球目だった。ただ、打ったとしてもボテボテのサードゴロになっていたと思われる。
なぜか?
一つ目はスイング軌道。気のせいなのか、個癖なのかもしれないが、右打ちは外角に振れるのに対し左打ちは右打ちほど外角に振れない。代わりに内角は振りやすい。だから、先端の角に当たる感じで三塁一直線になることが想定される。
二つ目はバッターボックスの立ち位置。バッティングセンターで打ち過ぎた代償かもしれない。
規則正しくストライクゾーンに放り込まれる球に合わせてボックスのど真ん中に構えていたが、コレは致命的な誤りだと身を以て知った。自分の左打ちが内角打ちであるならば、もっと内側に寄るべきだ。相手の配球に応じて位置を変える工夫も必要なのかも知れない。俺が寄ろうが寄るまいが、ストライクゾーンは変わらないので今回は絶対に寄るべきだった。
もう一つ気付くこととして、配球がある。六球全てが悉く外角なのである。無意識に威圧感を与えて、長打を警戒されていたのならそれはそれで嬉しい話だが、スタンスで既に見切られていた懸念もある。しかし、六球目を迎えた時点で「ボールだな」と思っている心があった中で「打って結果を残そう」という欲が出てしまったがために出塁の機会をないがしろにしてしまったことが失敗の因であり今後の課題でもあると痛感している。
あとは「自分は一発を放つべき」と「常にフルパワーでフルスイングしよう」いう固定観念を捨ててしまうことだな。一発があることは脅威に違いないが、一発か三振かという淡白な打撃スタイルでは芸がない。時に球を見て時に決め球をカットし球数稼ぎつつ粘り強く出塁し、そこからは足で掻き回す、相手の思惑を裏切るプレイが肝要になる気がする。
先ずはだらんと力抜きつつも、立ち位置は最もボール寄りを迷いなく選ぶ気概だな。あとは守備か、これも忘れないうちに書かんとな。