こういうのはあまり好かないが

ここ最近でフジテレビがかなり嫌いになりました。
理由はいたって簡単で、何でもかんでもバラエティとして扱う姿勢が個人として気に食わない、ただそれだけ。旬の話題を番組として取り入れようという動きに関しては評価に値するが、それを行った結果出来上がった成果物(番組)を見る限り、私としてこのような評価を下すほかないっていう結論に至っている。
この流れは昔からあったように感じるが、そのときはさほど気にならなかった。私自身、年を経て着眼点や感性が大きく変わっているのかもしれない。最近見ることが増えた自分としては「情報源」としての役割を果たすものの、活用していくべきものではないと実感している。と言うのは、情報以外の部分のウェイトがあまりに多過ぎて、過度の影響を受けかねない懸念があると感じるようになった(やや大袈裟だが)。
とりわけそれを感じるのが報道番組。もはや報道という範疇を超えて視聴者に意見を植えつけているレベルに達しているのではないだろうかという風に感じる。ただでさえ報道番組の司会が記者レベルに物を言い、肩書きがあり発言力を持った評論家を招聘しているあたりで既に首を傾けてしまうところだ。
あとは憶測レベルの情報をあたかも断定であるかのような言い回しを平気で行うところ。これによって解決が遠ざかった事案もチラリチラリ。松本サリン事件然り、警察の秘密裏に動いた捜査を報道したがために解決が困難になった人質事件然り・・・と、これにとどまらず、ここからさらにバラエティ色を出す色付けを行っているように見える取り組みが露骨に見えたのがフジテレビの報道番組とバラエティ番組であり、結果として嫌いになったというわけ。
まあ、見る見ないの選択権はこちらにあるので、同じ報道番組などでいやな感情を覚えたときは別の局を見る、それでも嫌であるならばテレビを見るということを辞めて別の情報源を選択すればいいだけの話。好き勝手書いているけど、フジテレビの救命病棟は欠かさず見るだろうな。